ノートのとり方 手順編

道具編、準備編ときて今回は手順編です。
会議やミーティングに参加するとき、講義や講演を聞くとき、1人で考え事をするとき等々、実際にメモするときに気をつけていることを書きます。

余白

余白をいっぱいとってメモします。罫線がある場合は完全に無視。箇条書きなら罫線2,3行分はあけます。後から補足、自分の意見、聞きたいこと等を書き込むため。もったいないなって思うくらい贅沢にスペースとって書いてます。自然環境に多少悪い気もしますが、裏紙なのでそこは大目に見てもらいたいところ。
ファシリテーション時も余白は大切です。メンバーの発言はときどき話題が戻ったりするもの。その話題に場を戻すかは状況によりますが、しっかり発言をメモしてあげることで発言者の参加意識を高めると同時に、どんな発言も歓迎される場づくりにつながるでしょう。

図解

矢印、箇条書き、インデント、マトリックス等々。パッと見て文字を読まなくても瞬間的に内容がわかるのが理想。特に話し合いのときは、話の流れを論点や対立項目等のキーワードと一緒に図解できれば場の混乱を防ぐことができます。
ちなみにこのエントリーももの凄く図解したいです。そのうち実例を公開します。


PA

パーキングエリアというものを隅につくっておくのが私の癖。その場の話題とは関係ないんだけど、ふと思い浮かんだことやメモしておきたいアイディアを書き込むスペースです。これがあれば、浮かんだアイディアはメモすれば安心して忘れることができるので、その場の話題に集中できます。せっかくの良いアイディアを後で思い出せいときはめちゃくちゃ悔しいですよね……。
話し合いのときも、議題とは関係ないんだけどメンバーと共有して起きたいことが頭に浮かんで、まったく場の話が耳に入ってこないことも。話し合いが始まる前に、PAをホワイトボードの右下隅あたりに書いておいて「関係ないアイディアもここに残しておくのでなんでも発言してくださいね」と、グランドルールをつくっておくのがおすすめです。

略・カタカナ

その場のキーワードなのに書くのに時間がかかる漢字や横文字は略したりカタカナにします。例えば「環境」を「e」としたり。「内部e」てな感じで使ってます。私の先輩の小技です。注意点は、後で見返したときに自分でわかるようにしておくこと。忘れそうで不安なときは隅に「e=環境」とメモ。安心してeを連発。素早くメモできます。
ファシリテーション時はメンバーの発言を逃したくないので、難しい漢字・思い出せない漢字はカタカナで書いてしまいます。略語もときどき使います。「eは環境という意味でここに書きますね」とメンバーに確認をとるのは忘れないようにしましょう。


他にもこんなことに気をつけてメモしてる!というものがあれば、是非コメントやトラックバックで教えてください。


ノートのとり方シリーズですが、この話題を書くモチベーションが下がってきました。道具編、準備編、手順編、整理編の4回シリーズを予定しているので、さっさと書いてしまうことにします。
今回の手順編も実際のノートの画像や図解例を写真で貼り付けたかったのですが、過去のメモを見返して良い例でかつ公開できるものが見つからなかったのでやめました。このエントリのためだけに改めてメモするのも変ですし。
ただ、ありがたいことに「ノートのとり方」でこのブログを読みに来てくれる方が結構たくさんいるので、何か別の方法でノートのとり方について書きたいです。今ふと思いついたのはネット上にある長文の記事を適当に選んで、それを読みながらメモしたものを公開してみる、とか。