今だから聞ける3色ボールペン術

少し前、学生4人で独自の3色(4色)ボールペン術を披露し合ってました。
3色ボールペン術といえば4,5年前に斎藤孝さんの三色ボールペン情報活用術 (角川oneテーマ21 (B-43))三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)等で流行ったイメージがありますが、使い手はそれぞれの3色ボールペン術を深化させているようです。
結果をまとめると以下。


もう4人バラバラ。きっと10人集まってたら10通りのノウハウが出てきたことと思います。
まず私はファシリテーションに役立つ色分けをしています。黒字で外部から自分に入ってくる情報をすべて記し、青字でその過程で思ったこと、自分だったらこうするといった意見を、そして赤字で質問事項を書きます。緑は使いません。赤字の質問事項は、より本質的かつ回答者が答えやすくなるような質問をじっくり推敲&整理。
この3色は本当に便利。質疑応答時や読んでいる本の著者にお会いしたときには、最も聞きたい質問を赤字の中からピックアップし「『黒黒黒黒黒』と仰っていましたが『青青青青青』と私は感じました。『赤赤赤赤赤?』」と聞くことができます。またノートを見直すと、黒字ばかりのときは入ってくる情報が多すぎて自分の頭で考えられなかったとき、青字ばかりのときは内容になんらかの反対意見があるとき、赤字ばかりのときはわからないことが多いときと、一目で自分の情報の認識具合がわかります。ファシリテーション時はメンバーに対して、的確な質問をタイミングよくすることが重要になってくるため、客観的情報・主観的意見質問を瞬時に分けられるこの方法を私は重宝しています。
その他、Mちゃんは自分の理解を深めるために、普通・抽象的説明重要事項具体的説明に分けて、メモしたり本を読んだりしているそうです。Yくんは自分で実践できるかを重視しているそうで、重要事項・アクションレベルでできそうなことで分けているそうです。最後にOさんは、自身の手帳に情報を集約することが習慣になっているため、(主に反対の)意見手帳に書きたいこと質問事項と分けているそうです。
あなたもオススメの3色(4色)ボールペン術があれば是非コメントやトラックバックで教えてください。


★より記事の内容に合うよう、タイトルを「今さら聞けない3色ボールペン術」から「今だから聞ける3色ボールペン術」に変更。


先週末はワールドカフェのイベントにテーブルホストとして参加して来ました。ワールドカフェとは喫茶店で話をするような気軽さの中、対話(ダイアログ)を行うことで自由な発想やアイデアを引き出し、話し合いや組織の質を高める手法。ホールシステムアプローチの一種で、OST(オープンスペーステクノロジー)やAI(Appreciative Inquiry:ポジティブアプローチ)なんかと一緒に注目を集めています。
ワールドカフェ体験は4回目で、今回ものんびりとしつつも真剣な話をすることができました。一緒に参加したイベント初体験の学生も「対話っておもしろい」という感想をもってくれたみたいで嬉しい限り。
ホールシステムアプローチやダイアログのことも、またこのブログで紹介していきたいです。
ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る~

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