ロジカルリスニング
先週末にロジカルリスニングのワークショップを受けました。発売とほぼ同時に読んだ船川淳志さんの『ロジカル・リスニング』で知識は大雑把に仕入れていたので、今度は体感を求めて参加。
ロジカルリスニングとは要するに「主張の背景や前提を考えながら対話すること(相手の主張も、自分の主張も)」と私は認識しています。言葉や態度に直接表れにくいものを感じたり、確認したり、導いたりするために、観察眼・感受性・論理構成力・質問構成力・即興力等が必要となります。その人の背景や前提って意識してるものとしてないものがあるので一筋縄ではいかないでしょう。そこが面白いところでもあるのですが。ジョハリの窓もこんな話でしたっけ?
私も含めて学生って、自分の背景となる価値観や前提をお互いに把握していない状態が多いように思います。そんな状態で発言し合って混乱に陥ることが、ミーティング等でよく見受けられます。自分や相手の発言内容だけでなく、背景や前提を意識しながらの対話を日頃から心がけたいものです。
- 作者: 船川淳志
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本
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以下ワークショップを受けての個人的な感想・気づき・メモ
- ロジカルリスニングには論理的思考力はもちろん、感性がかなり必要だなぁ。
- 自分も相手も主張やその根拠は対話の中でよく変化するなぁ。⇒「主張や根拠は変わってもOK」というグランドルールがあっても良さそう?
- 背景なき主張はない。…お互いの見えないところにその人の価値観やこだわりが隠れているはず!それを確認し合うにはたくさんの時間が必要なときもあるんだろうなぁ。